10月 10 香箱ガニ
ブログ 10月10日
富山湾ではまだ禁漁期間ですが、新潟県から北の地域では香箱ガニ(ズワイガニのメス)漁が解禁になりました。
香箱ガニの魅力はなんと言っても外子(そとこ)と内子(うちこ)です。
外子は卵、内子は未成熟卵です。もちろん、どちらもメスにしかありません。
オスのズワイガニは成長すれば体が大きくなりますがメスはそれほど大きくはなりません。(大きくても頭が5~6cm、体長が15cmくらい)
ですから足の身やカニ味噌の量は少ないです。でもその欠点を充分にカバーできるほど、この外子と内子の味は魅力的です。
と言うか、ズワイガニのオスとメスは全くの別物だと思った方が良いかもしれません。
体の外側に見えている外子は口に入れるとプチプチしていて食感を楽しめます。
そして甲羅の中に、まるで宝石のように赤く輝いて見えるのが内子ですが、これは他に例える表現がないくらい特別な味わい。
強いて例えるならタラやカレイの卵の味を濃厚にして、柔らかめに固めた状態とでも言えば良いでしょうか? やはりうまく例えられません!(泣)
香箱ガニを食べたことがない人は人生の半分を損してる! とまでは言いませんが、そう言いたくなるくらい召し上がっていただきたいカニです。
「でも、カニって食べるの面倒くさいよね~ うまく食べられないし!殻が歯に挟まるし!(怒)」という皆さんの声にお応えして、当店ではそのままお箸で食べられる状態に加工します!(事前のご予約が必要です)
すでにご予約を頂いているため今のところオンラインショップに出品する余裕が無いのですが、昨シーズンも大変ご好評いただいたのでそのうち出品したいと思います。
秋とは言えないほど暑い日が多く、冬の到来の予感が全く無いのですが、これから来る冬の味覚、ぜひご賞味くださいませm(_ _)m